ドンブラ販売

NPO法人しゃがぁでは、ドンブラ購入のお手伝いをしています。

モンゴル国のバヤンウルギー在住、「遊牧の民の調べコンサート」で来日しては、そのすばらしい歌声とドンブラを披露している”あの”クグルシンさんが、その目で見て、その手で選んだドンブラを現地より直接お届けします。

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ドンブラはバヤンウルギーの市場で販売されているもの、もしくはクグルシンさんが信頼する制作者さんから入手、フクロウの羽根のお守りとハードケースをセットにして送り出します。

なお、現地から直接お手元に郵送する都合上、ハードケース購入が必須となります。

記載されている価格はハードケースおよび送料込みの価格です。


1.ジャンバルドンブラ

一般的なドンブラです。舞台上での演奏がされるようになって作られ始めたといわれています。アバイドンブラと比べて大きな音が出ます。
モンゴル国バヤンウルギーで制作されているモノはカザフスタンで売られているドンブラと比べて、弦高(ネックと弦の間)が高いです。
注文をいただいてから、クグルシンさんが市場や制作者宅に出向き、彼が「良い」と思ったモノを送り出します。

  55,000円

 
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2.アバイドンブラ

遊牧生活をしているカザフ人が手作りしていたタイプのドンブラです。
本物は胴は丸太をくりぬいて作ります。板を貼りあわせて作ってないため、壊れにくく、ハードな扱いになりがちな遊牧生活向きであったと考えられます。
いまでは、手に入りにくいタイプのドンブラです。アバイドンブラは普通に売買されていないため、注文をいただいてから、制作者に発注し、製作後に送り出します。ですので、状況によりますが、納品まで一ヶ月以上はかかることご承知おきください。まずは制作が可能かどうかを確認してからの受注になります。

  60,000円

 
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 購入手順

申込みフォームに記載してお申し込みください。
その際、送金方法を、銀行振込かクレジットカードをお選びください。
確認メールにて、振込先銀行口座、もしくは決済方法をお知らせします。
入金確認後、クグルシンさんにこちらにて連絡、納期を確認します。
在庫の都合上、お時間をいただくこともありますこと、ご了承ください。
発送連絡がはいりましたら、お知らせします。
モンゴルから直接、お手元に届きます。


【ご注意ください:必ずお読みください】

  1. ドンブラの胴部分に立てるブリッジは外した状態で発送します。受け取ってから適当な場所に立ててお使いください。
  2. ジャンバルドンブラにせよ、アバイドンブラにせよ、特に高名な職人さんが製作したモノではなく、現地のカザフ人たちが日常的に楽しむことを目的に製作されています。
    従いまして一般的に日本で販売されている様々な楽器のような製作精度を求めないでください。
    でも、クグルシンさんはもちろんほとんどのモンゴル国内のドンブラ奏者が舞台で演奏に使う楽器としては十分な品質を持っています。
    もしも、高級なドンブラ、高品質なドンブラをお求めでしたら、カザフスタン製のモノをお求めになることをお薦めします。
  3. 商品到着受け取り時に、関税の支払いをその場で求められます。2000円前後になりますが、ご了承いただき、お支払いください。(なぜか求められない場合もあります…)
  4. 一本一本手作りですので、彫刻やデザイン、絵柄などは制作者側にお任せになりますこと、ご了承ください。

 

【遊牧民にとっての楽器について】ご一読ください

「カザフ人にとって音楽とは、よころびや悲しみなどを多くの人々と分かち合うためにあるのだ」
とクグルシンさんはおっしゃいました。
舞台上に演奏者がいて、観客席に聴衆がいて、それぞれが弾いて、聴くというものではなく、その場にいる者たちが皆で共に歌い、喜び、悲しむべきものが音楽で有り、そこにいる人々をつなげるのがドンブラという楽器なのだとも。そういう楽器なのです。
ですから、精密に作られ、緻密な音が出るように設計されたものではありません。
ネックがフレットで切られているからと、そのフレットのどこを押さえても同じ音を出せるというような緻密さはもっておらず、演奏者が、自分のドンブラの癖や性質を、いじくり回しながら覚え、楽器それぞれの特徴を活かせる腕を持って、弾きこなすにいたります。
「デッドポイントがある!楽器として使えない!」と苦情をいただいたことがあります。
おっしゃるように、どこをどう押さえても、誰が押さえても同じに音を出せる楽器かというと、不良品と言われるかもしれません。
しかし!
クグルシンさんはそういう楽器で、ああいう演奏をしてきました。
おそらく、その方が言うようなデッドポイントがある楽器でも、クグルシンさんは演奏してしまうでしょう。
遊牧民の楽器というのは、そもそも、自分とその身の回りの者たちと喜びや悲しみを分かち合うことが出来ればいいものでした。
楽器にもとめられるそもそもが違うと言うことをご理解いただいた上で、ご注文いただければ幸いです。


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