馬頭琴販売

NPO法人しゃがぁでは、馬頭琴購入のお手伝いをしています。モンゴル国のKHAN MUSIC LLC社(社主オラムバヤル氏)が

ウランバートル市の工房”KHAN KHUUR"にて製作販売している馬頭琴の仲介をしています。

取り扱っている馬頭琴たちは以下の通りです。

なお、現地から直接お手元に郵送する都合上、

ハードケース購入が必須となります。

記載されている価格はハードケースおよび送料込みです。


  板張りタイプ馬頭琴


一般向け馬頭琴

  1. プロ向けハイグレード(C54ME)
    材料:::ネック材:黒檀、共鳴胴正面:トウヒ、共鳴胴背面:カエデ、共鳴胴側面:カエデ
    機械式調弦タイプ
    ¥157,500
  2. プロ向け舞台用(C54WE)
    材料:::ネック材:黒檀、共鳴胴正面:トウヒ、共鳴胴背面:シベリアマツ、共鳴胴側面:シラカバ
    機械式調弦タイプ
    ¥107,500
  3.  一般向け舞台用(C54MR)
    材料:::ネック材:ローズウッド、共鳴胴正面:トウヒ、共鳴胴背面:シベリアマツ、共鳴胴側面:シラカバ
    機械式式調弦タイプ
    ¥94,000
  4. 一般向け練習用(C54WR)
    材料:::ネック材:ローズウッド、共鳴胴正面:トウヒ、共鳴胴背面:シベリアマツ、共鳴胴側面:シラカバ
    伝統式調弦タイプ
    ¥74,000

    子ども向け馬頭琴

  5. プロ向け練習用(C50ME)
    材料:::ネック材:黒檀、共鳴胴正面:トウヒ、共鳴胴背面:シベリアマツ、共鳴胴側面:シラカバ
    機械式調弦タイプ
    ¥99,000
  6. 一般向け舞台用(C50MR)
    材料:::ネック材:ローズウッド、共鳴胴正面:トウヒ、共鳴胴背面:シベリアマツ、共鳴胴側面:シラカバ
    機械式式調弦タイプ
    ¥94,000 
  7. 一般向け練習用(C50WR)
    材料:::ネック材:ローズウッド、共鳴胴正面:トウヒ、共鳴胴背面:シベリアマツ、共鳴胴側面:シラカバ
    伝統式調弦タイプ
    ¥74,000

    革張りタイプ馬頭琴

  8. プロ向けハイグレード(LR55WE)
    材料:::ネック材:黒檀、共鳴胴正面:山羊皮、共鳴胴背面:カエデ、共鳴胴側面:カエデ
    伝統式調弦タイプ
    ¥105,000 
  9. プロ向け舞台用(LR64WR)
    材料:::ネック材:黒檀、共鳴胴正面:山羊皮、共鳴胴背面:カエデ、共鳴胴側面:カエデ
    伝統式調弦タイプ
    ¥94,000 
  10. プロ向け練習用(LT49WE)
    材料:::ネック材:黒檀、共鳴胴正面:山羊皮、共鳴胴背面:シベリアマツ、共鳴胴側面:シラカバ
    機械式調弦タイプ
    ¥75,000 
  11. プロ向け練習用(C50ME)
    材料:::ネック材:黒檀、共鳴胴正面:トウヒ、共鳴胴背面:シベリアマツ、共鳴胴側面:シラカバ
    機械式調弦タイプ
    ¥99,000 

  12. 馬頭琴用ハードケース
      単体での販売も承っています。
      ¥40,000


購入手続き

本ページの申込みフォームに記載してお申し込みください。
その際、送金方法を、銀行振込かクレジットカードをお選びください。
確認メールにて、振込先銀行口座、もしくは決済方法をお知らせします。
入金確認後、Khan Music社にこちらにて連絡、納期を確認します。
在庫の都合上、お時間をいただくこともありますこと、ご了承ください。
発送連絡がはいりましたら、お知らせします。
モンゴルから直接、お手元に届きます。


【ご注意ください:必ずお読みください】

  1. 現地からの郵送途中に、馬頭琴の中にある根柱(正面、裏面の板に振動を伝える棒)が倒れて届くことがあります。これは破損や故障ではありません。馬頭琴演奏者であれば、根柱が倒れると言うことはよくあることで、自力で立て直す必要があります。しゃがぁ事務局にて根柱の立て直しをしてから注文者様に発送したとしても、国内での輸送中に再度倒れるということも予想されます。とはいえ、初めての方には難しいことだと思いますので、お近くの馬頭琴演奏者、所有者に相談してください。馬頭琴奏者、所有者さんたちの情報は提供します。
  2. 弦は緩められ、ブリッジも倒れされた状態で届きます。これも弦を張って、ブリッジを立てたまま輸送すると、もしものときに、正面の板を破損してしまう可能性があるので、それを回避するための処置です。従いまして、馬頭琴をお手にしたら、まずは、少々、組み立てるなり、調整するなりが必要になります。
  3. 商品到着受け取り時に、関税の支払いをその場で求められます。2000円前後になりますが、ご了承いただき、お支払いください。(なぜか求められない場合もあります…)
  4. 一本一本手作りですので、彫刻やデザイン、絵柄などは制作者側にお任せになりますこと、ご了承ください。 

【馬頭琴という楽器について】ご一読ください

馬頭琴はモンゴル民族を代表する古くからある伝統楽器でありますが、実は、今の形に決まったのはモンゴル国では1970年代になってからです。舞台の上でよりよい音を、安定的に出せるようにと、チェロやバイオリンなどを参考にしながら改良が加えられてきています。つまり、今に至っても、たくさんの馬頭琴工房の方々が、よりよい馬頭琴を作り出そうと様々に試行錯誤し、工夫を凝らしながら発展させ続けている、古くて若い楽器なのです。

さて、馬頭琴というのは、そもそも、草原に暮らす遊牧民たちの生活の中から生まれてきた楽器です。そんな草原生活の基本姿勢の一つとして、「身の回りで起きる様々なトラブルは自力で解決するのが当たり前」というのがあります。遊牧民の住居ゲルにしても、買ってきてすぐのモノは、すぐに建てられるものではなく、所有者が、穴を直したり、木を削ったり、ひもを取り付けたりなど様々に手を加えてから使えるようになります。そして、ほとんどの道具や日用品はミリや1,2センチの単位できっちり作り込み過ぎません。きわめて柔軟に様々な状況に合わせることが出来るようにと、無意識に考えて作っておきます。必要最小限を作り、あとは、その時々の要請に応じて、直していくのが、草原式なのです。

馬頭琴もそういう草原の掟とDNAをしっかり受け継いだ楽器です。
ですから、日本の楽器店でギターやバイオリンなどを買うような感覚で購入すると、「幸せになれない」かもしれません。
きまったところに、きまったようにブリッジをたてて、弦を張れば、一番いい音が出るというものではなく、それぞれの楽器でよりよい状況というのが別々にあるのです。それを見つけ出さねばなりません。
面倒な楽器です。が、一度、これだという形を決めてあげると、きっと持ち主の言うことをよく聞いてくれる良い馬になるはずです。しかし、だからといって、同じにしておけば、いつも同じかというとそうではありません。時と場合によって、もっともよい音を出すにはどうすればいいかを常に試行錯誤する必要があるのです。

そうなんです、まるで馬に乗るかのように、その馬頭琴の癖や性質を見抜いてやって、その良いところを引き出してやってはじめて弾きこなすに至るのです。また、病気になることもあります。たとえば、糸巻き部分が木で出来ている伝統的なものは、使っているうちに、丸い穴部分が楕円形に変わってきます。つまり、調弦しにくくなってきます。普通であれば、楽器にナイフを突き立てるなんて決してしないと思うのでしょうけれど、モンゴル式では、平気でそこの穴を丸くなるように削ってやります。それで、治ります。機械式糸巻きにしても、モンゴル国内で手に入る部品の品質の問題などもあって、耐久性が指摘されたりしています。ギアが減ってしまって調弦できなくなるのです。こうなると、「だったら、ギアを交換すればいいじゃない」というだけなのです、彼らは。

過去の経験上、使い続けている方々はおおよそ2年くらいでどこかがおかしくなったり、壊れたりします。大抵、調弦箇所、弦と胴体のつなぎ部分、場合によっては正面にひびが入ったり…裏面が剥がれたり…。

先にも書きましたとおり、馬頭琴は発展途上段階にあります。舞台で安定した大きな音を出すためにということで共鳴胴部分は大きくなり、板張りになったわけですが、弦の張りは強くなり、どうやらモンゴルに自生している木材では対応しきれないようです。モンゴル伝統の楽器といいながら、モンゴルで材料が手に入らない…おかしな話です。ま、モンゴル大帝国時代であれば、あちこちにいろいろな材料があったとは思いますが、遊牧民家庭のどこにでもあったのだという話とはちょいとあわなくなってしまいます。1970年代以降改良が続けられてきた今の馬頭琴のとしては、強く張った弦を安定させるために、結局の所、調弦部分を機械式にする必要が出てきたようです。しかし、それ用の機械ペグなど存在していませんから、試行錯誤しながら他楽器のモノを流用、独自制作をいまだに続けています。しかし、他楽器の流用の場合だと、束ねられたたくさんの馬の尻尾の力に耐えきれないようで、ペグの寿命が短いようです。そういう意味では、機械ペグではなくて伝統式のものがいいのかもしれません。ただし、この場合は、いずれ穴を自分で削るなどして調整する必要があります。

これに対して、革張りの馬頭琴は、共鳴胴は薄くなり、正面にサウンドホールが作れないので板張りと比べて音が低く、優しくなります。弦も強く張ることができません。ですので、機械式ペグを使う必要は無く、伝統式でよいということのようです。つまり、改良が加えられる前の馬頭琴の方が、楽器としては理にかなった楽器である、いや、あったということです。しかし、こちらは、演奏環境によって音が変わってしまうため、他の楽器との合奏などが難しくなります。また、弦の張りがゆるくなるため、音のキレも鈍くなり、1970年代以降作曲されたような馬頭琴曲、特に早弾きは難しいそうです。ですが、それまでに弾かれてきたタトラガと呼ばれるような伝統曲たちを弾くにはまったく十分な楽器性能を持っています。当たり前です、そのときに弾かれていた楽器がそういうものだったのだから…。

しかし、現代馬頭琴ができたことによって世界各地で様々な環境で馬頭琴を楽しめるようになったのは確かです。しかし、それがモンゴル遊牧民の伝統的と呼ばれるモノであるかというと…違うとしか言い様がないのも事実です。

このような状況にあり、いままでも、これからも、馬頭琴は改良され、発展していくと思いますが、その過渡期においては、弾き手もそれなりの覚悟を持って関わらねばなりません。

草原に楽器職人なんていません。作った人が、好きな音楽を奏でるために作った楽器です。鳴らなくなったら鳴るようにすればいい、持ち主が手を加えてやればいいのです。

いままでにたくさんの外国人が馬主(馬頭琴所有者)になって、様々に苦労をしながら、乗りこなすようになっています。きっと近くにそういう馬主さんがいるはずです。

もちろん、しゃがぁとしても、可能な限りサポートします。

お届けする馬頭琴は、Khan Music社の社長オラムバヤル氏が胸を張って送り出すかわいい子馬です。決して駄馬なんかではありません。

オラムバヤルさんは、馬頭琴が好きで好きでたまらない職人さんの1人です。そして、外国人が弾きやすいように、子どもたちが弾きやすいようになどをいつも考えながら、改良を加え続けています。

末永くおつきあいができる馬頭琴との出会いのお手伝いを、NPO法人しゃがぁもしていきます。


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