写真集「遊牧世界の子どもたち - 遊んで、笑って、働いて、学んで-」
2019年12月10日リリース!
販売価格1800円(税込み、送料180円/冊:2冊以上はお問い合わせください。)
A5サイズ カラー 収録写真数35点
===あとがきから===
モンゴル、カザフ、トゥバの土地を訪れて、出会えた遊牧世界を写真展で毎年伝えてきた。
ある日、会場で、「子どもしか写っていませんね。」とお客さんが仰った。
なるほど、子どもばかりが写っている。
その時、初めて気がついた。
「子どもだけを被写体にしても遊牧世界や生活を伝えられるでは?」と。
これが写真展「遊牧世界のこどもたち」を企画したきっかけだ。
放牧、搾乳、家畜の世話、掃除、洗濯、薪割などなど…。
小さい子、大きい子、それぞれに出来ることをやりながら、
出来ることを徐々に増やしながら、一人前の遊牧民になる。
目標、手本となる兄姉、父母が身近にいて、子どもは道に迷うことはない。
「いつかは父さんみたいになるんだ」とある男の子は言った。
この親父はよく笑う人だった。よく冗談を言う人だった。
よく怒る人だった。よく泣く人だった。
彼の子どもたちも、そんな大人になっていった。
喜怒哀楽を素直に顕わに出来る世界はきっといい世界なのだと思う。
特に子どもがよく笑う世界は、きっといい世界なんだと私は思う。
そして、遊牧世界はたくさんの笑顔で溢れている。
誰かを少しでも笑顔にしたいと願って、この写真集を上梓する。
NPO法人北方アジア文化交流センターしゃがぁ
理事長 西村 幹也
2019年12月
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