LINEスタンプあります!

オリジナルLINEスタンプを作りました。
撮りためてきた動物写真を元に製作しました。

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マーケットからご購入下さい

いろいろありますので、一度是非、ごらんください。

モンゴル服注文制作

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NPO法人しゃがぁでは、モンゴル民族衣装デールの注文制作販売を行っています。
制作者はモンゴル国在住のセレンゲです。出身はトゥブ県のヌフルロル郡で、結婚してウランバートルに出てくるまで、ずっと遊牧生活をしてきた女性です。
しゃがぁのスタディツアーでお世話になった方も多くいらっしゃると思います。
いままで、しゃがぁでは、彼女の刺繍商品なども取り扱ってきましたが、とある事件をきっかけに民族衣装デールの取り扱いを始めることとなりました。

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【注目!】

セレンゲは実はモンゴル刺繍がしっかりできることで有名です!
モンゴル刺繍はいくつかの技法がありますが、そのなかでもズーオローフ(糸を巻く)と呼ばれる刺繍は、最も難しく、時間がかかる技法です。
一見、チェーンステッチのように見えますが、一目作るのに何度も針を通さねばならず、また二重三重に並べて模様を作る際に伝統的な色使いがあり、それらすべてを知り、制作できる人は少ないと言われています。刺繍ができても色使いが間違っていたり、刺繍が粗かったりと、なかなか、よく知るおばあさまたちのお眼鏡にかなう作品には出会えないときかされています。

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「ダーリン」嗅ぎたばこを入れる袋。
嗅ぎたばこは瑪瑙や玉石などが使われたり、とても高価なものも多いですが、それを入れる袋も高価なシルクを使うなど、おしゃれアイテムとしてとても重要です。古いダーリンはシルクにびっしりと刺繍が施され、それは装飾を目的としながら、本体の補強にもなっています。ですのでよい品であればあるほどに、目の細かいしっかりとした刺繍が施されています。また、古い良いダーリンはこの刺繍ゆえに今に残されることとなります。
 

 

ところがセレンゲは幼い頃からズーオローフに親しんできたので、とても上手で有名なのです!
そんな彼女に刺繍をいれてもらいませんか?

刺繍は彼女にお任せで一点あたり5000円(直径約1鋳ないにて承ります。
袖口に直径5cm前後の円形の刺繍をつけるのがお勧めです。胸につけるのもお勧めですが、位置を決めるのが難しいです。
また首の後ろに丸いものをつけたり、裾につけたりなど、付けたいところがあれば、ご相談ください。大きさなどを考えたうえでセレンゲに見積もりをしてもらいます。 

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ちょっと見にくいですけど…刺繍の様子は以下の映像をみてください。


注文の流れ

注文意思の伝達(申込みフォームより)
デールのパターン、ご希望の色やサイズをお知らせいただきます。
  ↓
生地のチェック
モンゴル側から、生地写真が送られてきますので、確認いただきます。
確認作業はメールでも可能ですが、できればSNSのメッセージものを使えるとスムーズです。
Facebook,LINEなどお知らせ頂けると幸いです。
  ↓
見積もり
生地が決まったところで、見積もりをお送りします。
  ↓
注文確定
制作開始します。
  ↓
現地より直接お届け
ご指定の場所に、モンゴルから郵送します。
  ↓
代金を指定口座にお振り込みください。


採寸について
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上の図にありますように、基本的に、①と②、胸囲をお知らせいただきます。
なお、袖口を狭めにするか、通常のデールのようにするか(広め)のご希望をお知らせいただきます。狭めにする場合は、袖口周りの長さをお知らせください。
モンゴルデールとは、大きめのをバサッと着こなすものですが、特にサイズについて、不安がある場合、詳細をお知らせください。
*モンゴルデールの着こなしは大きめでも腰回りを後ろにたぐってしぼったり、丈をまくし上げたりして、調節して着ます。
モンゴル人の体型をベースにすると、胸板の厚みなどが違うため、日本人にはあわない可能性もありますので、少し細身に作るようにしています。

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価格

女性用普段着;30,000円

女性用晴着 :35,000円

男性用普段着:35,000円

男性用晴着 :40,000円

綿入り:5,000円アップ

刺繍入り:一点(直径約10cmまで) 5,000円

いずれも送料他手数料込みです。


お願い・ご注意

  1. 現地とのやりとりをしながら、ご希望のデールを制作するのですが、生地の色味など、パソコン環境などによって、実物と異なる場合はありますこと、ご了承ください。
  2. 現地との連絡にお時間をいただくことになる場合もあります。注文からお届けまで場合によっては一ヶ月以上かかってしまう場合もあります。お急ぎでのご注文は承りかねますこと、ご了承ください。
  3. 上記価格以外に、お手元に届いたときに関税を請求される場合があります(ない場合がほとんど)。1000円~2000円程度かかる可能性がありますので、その際はご負担ください。

 

facebook,LINE,Twitterなどでの打ち合わせをお勧めします。もし、よろしければアカウントをご記入下さい

ドンブラ販売

NPO法人しゃがぁでは、ドンブラ購入のお手伝いをしています。

モンゴル国のバヤンウルギー在住、「遊牧の民の調べコンサート」で来日しては、そのすばらしい歌声とドンブラを披露している”あの”クグルシンさんが、その目で見て、その手で選んだドンブラを現地より直接お届けします。

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ドンブラはバヤンウルギーの市場で販売されているもの、もしくはクグルシンさんが信頼する制作者さんから入手、フクロウの羽根のお守りとハードケースをセットにして送り出します。

なお、現地から直接お手元に郵送する都合上、ハードケース購入が必須となります。

記載されている価格はハードケースおよび送料込みの価格です。


1.ジャンバルドンブラ

一般的なドンブラです。舞台上での演奏がされるようになって作られ始めたといわれています。アバイドンブラと比べて大きな音が出ます。
モンゴル国バヤンウルギーで制作されているモノはカザフスタンで売られているドンブラと比べて、弦高(ネックと弦の間)が高いです。
注文をいただいてから、クグルシンさんが市場や制作者宅に出向き、彼が「良い」と思ったモノを送り出します。

  55,000円

 
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2.アバイドンブラ

遊牧生活をしているカザフ人が手作りしていたタイプのドンブラです。
本物は胴は丸太をくりぬいて作ります。板を貼りあわせて作ってないため、壊れにくく、ハードな扱いになりがちな遊牧生活向きであったと考えられます。
いまでは、手に入りにくいタイプのドンブラです。アバイドンブラは普通に売買されていないため、注文をいただいてから、制作者に発注し、製作後に送り出します。ですので、状況によりますが、納品まで一ヶ月以上はかかることご承知おきください。まずは制作が可能かどうかを確認してからの受注になります。

  60,000円

 
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 購入手順

申込みフォームに記載してお申し込みください。
その際、送金方法を、銀行振込かクレジットカードをお選びください。
確認メールにて、振込先銀行口座、もしくは決済方法をお知らせします。
入金確認後、クグルシンさんにこちらにて連絡、納期を確認します。
在庫の都合上、お時間をいただくこともありますこと、ご了承ください。
発送連絡がはいりましたら、お知らせします。
モンゴルから直接、お手元に届きます。


【ご注意ください:必ずお読みください】

  1. ドンブラの胴部分に立てるブリッジは外した状態で発送します。受け取ってから適当な場所に立ててお使いください。
  2. ジャンバルドンブラにせよ、アバイドンブラにせよ、特に高名な職人さんが製作したモノではなく、現地のカザフ人たちが日常的に楽しむことを目的に製作されています。
    従いまして一般的に日本で販売されている様々な楽器のような製作精度を求めないでください。
    でも、クグルシンさんはもちろんほとんどのモンゴル国内のドンブラ奏者が舞台で演奏に使う楽器としては十分な品質を持っています。
    もしも、高級なドンブラ、高品質なドンブラをお求めでしたら、カザフスタン製のモノをお求めになることをお薦めします。
  3. 商品到着受け取り時に、関税の支払いをその場で求められます。2000円前後になりますが、ご了承いただき、お支払いください。(なぜか求められない場合もあります…)
  4. 一本一本手作りですので、彫刻やデザイン、絵柄などは制作者側にお任せになりますこと、ご了承ください。

 

【遊牧民にとっての楽器について】ご一読ください

「カザフ人にとって音楽とは、よころびや悲しみなどを多くの人々と分かち合うためにあるのだ」
とクグルシンさんはおっしゃいました。
舞台上に演奏者がいて、観客席に聴衆がいて、それぞれが弾いて、聴くというものではなく、その場にいる者たちが皆で共に歌い、喜び、悲しむべきものが音楽で有り、そこにいる人々をつなげるのがドンブラという楽器なのだとも。そういう楽器なのです。
ですから、精密に作られ、緻密な音が出るように設計されたものではありません。
ネックがフレットで切られているからと、そのフレットのどこを押さえても同じ音を出せるというような緻密さはもっておらず、演奏者が、自分のドンブラの癖や性質を、いじくり回しながら覚え、楽器それぞれの特徴を活かせる腕を持って、弾きこなすにいたります。
「デッドポイントがある!楽器として使えない!」と苦情をいただいたことがあります。
おっしゃるように、どこをどう押さえても、誰が押さえても同じに音を出せる楽器かというと、不良品と言われるかもしれません。
しかし!
クグルシンさんはそういう楽器で、ああいう演奏をしてきました。
おそらく、その方が言うようなデッドポイントがある楽器でも、クグルシンさんは演奏してしまうでしょう。
遊牧民の楽器というのは、そもそも、自分とその身の回りの者たちと喜びや悲しみを分かち合うことが出来ればいいものでした。
楽器にもとめられるそもそもが違うと言うことをご理解いただいた上で、ご注文いただければ幸いです。


 購入申込みフォーム

馬頭琴販売

NPO法人しゃがぁでは、馬頭琴購入のお手伝いをしています。モンゴル国のKHAN MUSIC LLC社(社主オラムバヤル氏)が

ウランバートル市の工房”KHAN KHUUR"にて製作販売している馬頭琴の仲介をしています。

取り扱っている馬頭琴たちは以下の通りです。

現地から直接お手元に郵送する都合上、

ハードケース購入もしくは木箱が必須となります。
(ソフトケースはどの馬頭琴にも付属しています)

 

ハードケースAタイプ
タイヤがついておらず、引っ張っての移動はできません。
つや消しの素材です。
Bタイプと比べて、”こころもち”軽い”みたい”です。
強度に関しては”どちらも特に違いは無い”という話です。
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ハードケースBタイプ
底部にタイヤがついていて、転がして移動できます。
つや有り素材で「綺麗だよ」という話です。
Aタイプと比べても”それほど重くない”そうです。
背負えるようになっています
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記載されている価格はハードケースおよび送料込みです。


  板張りタイプ馬頭琴


一般向け馬頭琴

  1. プロ向けハイグレード(C54ME)
    材料:::ネック材:黒檀、共鳴胴正面:トウヒ、共鳴胴背面:カエデ、共鳴胴側面:カエデ
    機械式調弦タイプ
    ハードケースタイプA ¥167,500
    ハードケースタイプB ¥176,500
    木箱送付    ¥155,000
  2. プロ向け舞台用(C54WE)
    材料:::ネック材:黒檀、共鳴胴正面:トウヒ、共鳴胴背面:シベリアマツ、共鳴胴側面:シラカバ
    伝統的調弦タイプ
    ハードケースタイプA ¥117,500
    ハードケースタイプB ¥126,500
    木箱送付    ¥105,000

  3.  一般向け舞台用(C54MR)
    材料:::ネック材:ローズウッド、共鳴胴正面:トウヒ、共鳴胴背面:シベリアマツ、共鳴胴側面:シラカバ
    機械式式調弦タイプ
    ハードケースタイプA ¥104,000
    ハードケースタイプB ¥113,000
    木箱送付    ¥91,500

  4. 一般向け練習用(C54WR)
    材料:::ネック材:ローズウッド、共鳴胴正面:トウヒ、共鳴胴背面:シベリアマツ、共鳴胴側面:シラカバ
    伝統式調弦タイプ
    ハードケースタイプA ¥84,000
    ハードケースタイプB ¥93,000
    木箱送付    ¥71,500


    子ども向け馬頭琴

  5. プロ向け練習用(C50ME)
    材料:::ネック材:黒檀、共鳴胴正面:トウヒ、共鳴胴背面:シベリアマツ、共鳴胴側面:シラカバ
    機械式調弦タイプ
    ハードケースタイプA ¥109.000
    ハードケースタイプB ¥118,000
    木箱送付    ¥96,500

  6. 一般向け舞台用(C50MR)
    材料:::ネック材:ローズウッド、共鳴胴正面:トウヒ、共鳴胴背面:シベリアマツ、共鳴胴側面:シラカバ
    機械式式調弦タイプ
    ハードケースタイプA ¥94,000
    ハードケースタイプB ¥113,000
    木箱送付    ¥91,500
     
  7. 一般向け練習用(C50WR)
    材料:::ネック材:ローズウッド、共鳴胴正面:トウヒ、共鳴胴背面:シベリアマツ、共鳴胴側面:シラカバ
    伝統式調弦タイプ
    ハードケースタイプA ¥74,000
    ハードケースタイプB ¥93,000
    木箱送付    ¥71,500


    革張りタイプ馬頭琴

    革張り馬頭琴は、既存のハードケースに入るように調整されたサイズのものと、オリジナルサイズのものの二種類があります。
    ハードケース付きをご購入の場合、革張り馬頭琴はオリジナルサイズより、少々小さくなります
    オリジナルサイズをご購入の場合、収容できるハードケースがないため、木箱に入れての発送のみとなります。
    いずれの場合も、ソフトケースは付属しています。

  8. プロ向けハイグレード(LR55WE)
    材料:::ネック材:黒檀、共鳴胴正面:山羊皮、共鳴胴背面:カエデ、共鳴胴側面:カエデ
    伝統式調弦タイプ
    ハードケースタイプA ¥115,000
    ハードケースタイプB ¥124,000
    木箱送付    ¥102.500
  9. ボルジギン馬頭琴(LR64WR):(ネックが長く全体的に大型。モンゴル東部地域で使われてきたと言われる)
    材料:::ネック材:黒檀、共鳴胴正面:山羊皮、共鳴胴背面:カエデ、共鳴胴側面:カエデ
    伝統式調弦タイプ
    ハードケースタイプA ¥104,000
    ハードケースタイプB ¥113,000
    木箱送付    ¥91,500
     
  10. プロ向け練習用(LT49WE)
    材料:::ネック材:黒檀、共鳴胴正面:山羊皮、共鳴胴背面:シベリアマツ、共鳴胴側面:シラカバ
    機械式調弦タイプ
    ハードケースタイプA ¥85,000
    ハードケースタイプB ¥94,000
    木箱送付    ¥72,500

購入手続き

本ページの申込みフォームに記載してお申し込みください。
その際、送金方法を、銀行振込かクレジットカードをお選びください。
確認メールにて、振込先銀行口座、もしくは決済方法をお知らせします。
入金確認後、Khan Music社にこちらにて連絡、納期を確認します。
在庫の都合上、お時間をいただくこともありますこと、ご了承ください。
発送連絡がはいりましたら、お知らせします。
モンゴルから直接、お手元に届きます。


【ご注意ください:必ずお読みください】

  1. 現地からの郵送途中に、馬頭琴の中にある根柱(正面、裏面の板に振動を伝える棒)が倒れて届くことがあります。これは破損や故障ではありません。馬頭琴演奏者であれば、根柱が倒れると言うことはよくあることで、自力で立て直す必要があります。しゃがぁ事務局にて根柱の立て直しをしてから注文者様に発送したとしても、国内での輸送中に再度倒れるということも予想されます。とはいえ、初めての方には難しいことだと思いますので、お近くの馬頭琴演奏者、所有者に相談してください。馬頭琴奏者、所有者さんたちの情報は提供します。
  2. 弦は緩められ、ブリッジも倒れされた状態で届きます。これも弦を張って、ブリッジを立てたまま輸送すると、もしものときに、正面の板を破損してしまう可能性があるので、それを回避するための処置です。従いまして、馬頭琴をお手にしたら、まずは、少々、組み立てるなり、調整するなりが必要になります。
  3. 商品到着受け取り時に、関税の支払いをその場で求められます。2000円前後になりますが、ご了承いただき、お支払いください。(なぜか求められない場合もあります…)
  4. 一本一本手作りですので、彫刻やデザイン、絵柄などは制作者側にお任せになりますこと、ご了承ください。 

【馬頭琴という楽器について】ご一読ください

馬頭琴はモンゴル民族を代表する古くからある伝統楽器でありますが、実は、今の形に決まったのはモンゴル国では1970年代になってからです。舞台の上でよりよい音を、安定的に出せるようにと、チェロやバイオリンなどを参考にしながら改良が加えられてきています。つまり、今に至っても、たくさんの馬頭琴工房の方々が、よりよい馬頭琴を作り出そうと様々に試行錯誤し、工夫を凝らしながら発展させ続けている、古くて若い楽器なのです。

さて、馬頭琴というのは、そもそも、草原に暮らす遊牧民たちの生活の中から生まれてきた楽器です。そんな草原生活の基本姿勢の一つとして、「身の回りで起きる様々なトラブルは自力で解決するのが当たり前」というのがあります。遊牧民の住居ゲルにしても、買ってきてすぐのモノは、すぐに建てられるものではなく、所有者が、穴を直したり、木を削ったり、ひもを取り付けたりなど様々に手を加えてから使えるようになります。そして、ほとんどの道具や日用品はミリや1,2センチの単位できっちり作り込み過ぎません。きわめて柔軟に様々な状況に合わせることが出来るようにと、無意識に考えて作っておきます。必要最小限を作り、あとは、その時々の要請に応じて、直していくのが、草原式なのです。

馬頭琴もそういう草原の掟とDNAをしっかり受け継いだ楽器です。
ですから、日本の楽器店でギターやバイオリンなどを買うような感覚で購入すると、「幸せになれない」かもしれません。
きまったところに、きまったようにブリッジをたてて、弦を張れば、一番いい音が出るというものではなく、それぞれの楽器でよりよい状況というのが別々にあるのです。それを見つけ出さねばなりません。
面倒な楽器です。が、一度、これだという形を決めてあげると、きっと持ち主の言うことをよく聞いてくれる良い馬になるはずです。しかし、だからといって、同じにしておけば、いつも同じかというとそうではありません。時と場合によって、もっともよい音を出すにはどうすればいいかを常に試行錯誤する必要があるのです。

そうなんです、まるで馬に乗るかのように、その馬頭琴の癖や性質を見抜いてやって、その良いところを引き出してやってはじめて弾きこなすに至るのです。また、病気になることもあります。たとえば、糸巻き部分が木で出来ている伝統的なものは、使っているうちに、丸い穴部分が楕円形に変わってきます。つまり、調弦しにくくなってきます。普通であれば、楽器にナイフを突き立てるなんて決してしないと思うのでしょうけれど、モンゴル式では、平気でそこの穴を丸くなるように削ってやります。それで、治ります。機械式糸巻きにしても、モンゴル国内で手に入る部品の品質の問題などもあって、耐久性が指摘されたりしています。ギアが減ってしまって調弦できなくなるのです。こうなると、「だったら、ギアを交換すればいいじゃない」というだけなのです、彼らは。

過去の経験上、使い続けている方々はおおよそ2年くらいでどこかがおかしくなったり、壊れたりします。大抵、調弦箇所、弦と胴体のつなぎ部分、場合によっては正面にひびが入ったり…裏面が剥がれたり…。

先にも書きましたとおり、馬頭琴は発展途上段階にあります。舞台で安定した大きな音を出すためにということで共鳴胴部分は大きくなり、板張りになったわけですが、弦の張りは強くなり、どうやらモンゴルに自生している木材では対応しきれないようです。モンゴル伝統の楽器といいながら、モンゴルで材料が手に入らない…おかしな話です。ま、モンゴル大帝国時代であれば、あちこちにいろいろな材料があったとは思いますが、遊牧民家庭のどこにでもあったのだという話とはちょいとあわなくなってしまいます。1970年代以降改良が続けられてきた今の馬頭琴のとしては、強く張った弦を安定させるために、結局の所、調弦部分を機械式にする必要が出てきたようです。しかし、それ用の機械ペグなど存在していませんから、試行錯誤しながら他楽器のモノを流用、独自制作をいまだに続けています。しかし、他楽器の流用の場合だと、束ねられたたくさんの馬の尻尾の力に耐えきれないようで、ペグの寿命が短いようです。そういう意味では、機械ペグではなくて伝統式のものがいいのかもしれません。ただし、この場合は、いずれ穴を自分で削るなどして調整する必要があります。

これに対して、革張りの馬頭琴は、共鳴胴は薄くなり、正面にサウンドホールが作れないので板張りと比べて音が低く、優しくなります。弦も強く張ることができません。ですので、機械式ペグを使う必要は無く、伝統式でよいということのようです。つまり、改良が加えられる前の馬頭琴の方が、楽器としては理にかなった楽器である、いや、あったということです。しかし、こちらは、演奏環境によって音が変わってしまうため、他の楽器との合奏などが難しくなります。また、弦の張りがゆるくなるため、音のキレも鈍くなり、1970年代以降作曲されたような馬頭琴曲、特に早弾きは難しいそうです。ですが、それまでに弾かれてきたタトラガと呼ばれるような伝統曲たちを弾くにはまったく十分な楽器性能を持っています。当たり前です、そのときに弾かれていた楽器がそういうものだったのだから…。

しかし、現代馬頭琴ができたことによって世界各地で様々な環境で馬頭琴を楽しめるようになったのは確かです。しかし、それがモンゴル遊牧民の伝統的と呼ばれるモノであるかというと…違うとしか言い様がないのも事実です。

このような状況にあり、いままでも、これからも、馬頭琴は改良され、発展していくと思いますが、その過渡期においては、弾き手もそれなりの覚悟を持って関わらねばなりません。

草原に楽器職人なんていません。作った人が、好きな音楽を奏でるために作った楽器です。鳴らなくなったら鳴るようにすればいい、持ち主が手を加えてやればいいのです。

いままでにたくさんの外国人が馬主(馬頭琴所有者)になって、様々に苦労をしながら、乗りこなすようになっています。きっと近くにそういう馬主さんがいるはずです。

もちろん、しゃがぁとしても、可能な限りサポートします。

お届けする馬頭琴は、Khan Music社の社長オラムバヤル氏が胸を張って送り出すかわいい子馬です。決して駄馬なんかではありません。

オラムバヤルさんは、馬頭琴が好きで好きでたまらない職人さんの1人です。そして、外国人が弾きやすいように、子どもたちが弾きやすいようになどをいつも考えながら、改良を加え続けています。

末永くおつきあいができる馬頭琴との出会いのお手伝いを、NPO法人しゃがぁもしていきます。


 購入申込みフォーム

 

 

CD&DVD紹介

しゃがぁには現地で撮影、収録、録画してきた膨大な量の写真、映像、音源があります。

それら資料は多くの人に手にわたるべきものと考え、CDやDVD作品にしてリリースしてきました。

しゃがぁオリジナルCD,DVDは、しゃがぁならではの貴重なものばかりです。
(なお、諸般の事情によりジャケット写真が変わることがあります)


 CD・ゴビの馬頭琴弾き(馬頭琴) 2750円

記念すべきしゃがぁオリジナルCD第一弾です。モンゴル国ドンドゴビ県ウルジート郡在住の、ヨンドン ネルグイ氏の初CDです。

オランサイハンチ(芸術に優れたるもの)の存在と、その腕前のすごさ、さらに、モンゴル遊牧文化の原点を日本に知らしめた記念すべき一枚です。

一切の音楽教育を受けることなく、ただ、「テンゲルより与えられたる才能」だけを頼りに、馬頭琴を弾き続けてきたネルグイ氏の演奏は自由奔放、自由自在、ある意味でたらめ?とにかく、すごいパワーなのです。馬頭琴の歴史に残るといっていいでしょう記念碑的なCDです。

このCDとこのあと発売されたDVDは日本における馬頭琴文化の発展に大いに寄与したことと自負しています。モンゴル国で開催された国際馬頭琴コンクールでは、ネルグイ氏のジョノンハルが課題曲となり、多くの日本人たちが好成績を収めるにいたりました。また、モンゴル人や他の外国人演奏者たちが、日本でこういった資料があることに驚き、また、うらやんだと伝えられています。

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CD・エービ川の流れ(馬頭琴)2750

若くして無くなった馬頭琴奏者ツォグバドラフの唯一のソロCDです。

現代馬頭琴の祖と呼ばれるジャミアン氏の弟子でありながら、「訪れた土地の曲を弾けなければ、その土地の人々に馬頭琴奏者と認めてもらえない」と言っては、モンゴル各地をめぐっては、さまざまな曲を学び、「こんな曲を覚えたぞ」と言っては披露してくれる努力家でした。

現代馬頭琴奏法はもちろん、伝統的演奏方法も身につけ、そして、なにより、聞き手を楽しませようとさまざまな演出もしてくれる、すばらしい馬頭琴奏者ツォグバドラフのまとまった演奏が聴ける唯一のCDです。

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 CD・カザフの歌と旋律(ドンブラ・歌)2750

モンゴル国バヤンウルギー県ウルギー市在住のカザフ民族リヤス クグルシン氏の初ソロCDです。

クグルシン氏も先のネルグイ氏と同様、オランサイハンチと呼ばれる人物であり、音楽教育を受けることなく、ドンブラを覚え、カザフ民族のたくさんの歌を弾き語ることができる人物です。

日本でカザフ民族のこういった音楽を聴く機会は少ないのですが、そんな中で製作されたこだわりのCDです。クグルシン氏のコンサートは2009年より日本各地で開催されていますが、その歌声のすばらしさは多くの日本人を魅了しています。

このCDには氏の長女、長男の演奏も収録されています。親から子供へと、ただ存在しているだけで伝えられてきた、民族の想いもまた、たっぷりと詰まったCDです。

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 CD・バルチンヘールの物語(馬頭琴・弾き語り)2750

西モンゴルが誇る馬頭琴の重鎮、M.ドプチン氏のソロCD第一弾です。

広い地域に散らばるモンゴル文化というのは、その土地ごとにさまざまに変化します。西モンゴル地域は、モンゴル系であるけれど独自の文化を持つ集団が多く、また、カザフやトヴァ、ウリヤンハイなども混在する非常に特殊な地域です。

そんないろいろをエッセンスに弾き語られる曲は、実に興味深いものが多く、また、それらを今に伝えることのできる数少ない演奏者が、ドプチン氏なのです。

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CD・イケルで遊ぼう(馬頭琴・弾き語り)2750

上で紹介したドプチン氏のCD第二集です。

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 CD・モンゴルのシャーマン歌謡「こだま」(シャーマン儀礼の様子)2750

ただいま品切れしていますが、お時間いただけましたら作ってお送りします。なお、ジャケットデザインが変わることがありますのでご了承ください。

これ以上マニアックなCDが存在するだろうか?というくらい、マニアックなCDがこれです。

このCDにはモンゴルのシャーマンの儀礼の様子がダイジェストで収められています。オンゴットと呼ばれる精霊を呼び出そうとする様子、また呼び出した精霊とともに歌う様子などなど、儀礼で歌われる歌謡などが収められたCDです。キングレコードの世界宗教音楽大全にこのまま収録されたCDでもあります。ところどころでシャッター音が入りますが、ご容赦ください。

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 CD・モンゴルの口琴使い(口琴) 2750

ただいま品切れしていますが、お時間いただけましたら作ってお送りします。なお、ジャケットデザインが変わることがありますのでご了承ください。

モンゴルの口琴演奏のレベルはそれほど高くないといわれるようですが、現状を記録するという意味で製作したのがこの口琴演奏のCDです。演奏者のツァガーナ氏は、民間音楽フェスティバルなどで優勝経験もあるという演奏者です。竹を使って作った口琴のほか、骨を加工して作った口琴の演奏も収録されています。

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 CD・草原の語り部(馬頭琴・弾き語り・祝詞)2750

2000年から来日し、NPO法人しゃがぁの「遊牧の民の調べコンサート」に参加してくださっているドルジパラム氏の初CDです。

ドルジパラム氏はネルグイ氏と同様、オランサイハンチであり、独学で馬頭琴をマスターした方です。

1970年代以降、舞台芸術として成熟期を迎えますが、馬頭琴演奏者は馬頭琴を弾くことに専念するようになり、祝詞を読んだり、讃歌をうたったり、物語を弾き語ったりしなくなっていきました。

ドルジパラム氏はたくさんの祝詞、讃歌、物語を知る稀有な馬頭琴演奏者なのです。そんな彼の演奏を収録した唯一のCDがこれです。

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CD・遊牧の民の調べコンサートセッション曲CD(馬頭琴とドンブラによるセッション曲) 2400円

「遊牧の民の調べコンサート」でこの二人のハーモニーは大絶賛をいただいています。その、なんとなく、適当に二人が合わせて演奏しただけなのに、どれもが名曲になってしまったという曲を集めてあります。多くのモンゴル人、カザフ人から、「馬頭琴とドンブラがこんな!」と驚きを持って受け入れられ、”おそらく”この二人のセッションがきっかけとなって、今、モンゴル国でも馬頭琴とドンブラ、モンゴルとカザフの伝統音楽の共演が始まったといっても過言でないと思っています。

コンサート会場でたくさんの人が涙した「ミニーエージ」は必聴です!

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 DVD・ゴビの馬頭琴弾きネルグイ 4400円

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DVD・ジョノンハル 2750

2010年から来日し、NPO法人しゃがぁの「遊牧の民の調べコンサート」に参加してくださっているドルジパラム氏の初DVDです。

さて、ジョノンハルとは…。

モンゴル国地域に伝えられるフフー ナムジルという馬頭琴起源説話に登場する翼を持った真っ黒い駿馬がジョノンハルです。

そして、馬頭琴演奏者は自分が思い描く最高の駿馬の走る様子をジョノンハルと名付けて弾くという習慣がありました。

つまり、「私のジョノンハルは、こんな風に走るぞ」と誰かが弾けば、「ほほう、私のジョノンハルはこんな風だ」というようにジョノンハル自慢をしたのです。

かつてであれば、演奏者の数だけジョノンハルと呼ばれる曲があったのですが、近年、自分のジョノンハルを持つ演奏者はどんどんと少なくなっています。

しゃがぁで紹介しているネルグイ氏もまた独特のジョノンハルを持つことで有名で、モンゴル国馬頭琴コンクールの課題曲になったこともあります。

馬好きなドルジパラム氏は、自分のジョノンハルはもちろん、様々なジョノンハルを今に伝える希有な演奏者です。

そのジョノンハルたちの演奏の様子を手元upにして収録した、ジョノンハル教則DVDのようなものです。

馬頭琴の真髄を今に伝える演奏を惜しみなく提供してくれたドルジパラム氏に感謝します。

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DVD・ケンジェタル -ドンブラは語る-  2750

クグルシン氏の祖父が作曲したケンジェタル(愛しき茂み)など8曲のドンブラ独奏曲を収録しています。

収録曲
1.クニル トルコノ(心もよう)
2.アコ クル(白鳥のいる湖)
3.アクサク コラン(びっこのロバ)
4.バルジン ケリ(バルジンの栗毛馬)
5.ケンジェタル(愛しき茂み)
6.バル ブラウン(ブラウン夫人の夕べ)
7.クニル アシャル(大いなる開放)

また、収録曲をBGMにしたスライドショーも入ってます。

このDVDは、ドンブラ演奏を学びたいという方のために、正面からと演奏者からの手元を撮影してあります。

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DVD・アルタイ山脈に暮らす人々~カザフの世界~  3300

アルタイ山脈地域の自然風景とそこに暮らすカザフ人たちの生活風景写真394枚がクグルシン氏と彼の子どもたちの歌声をBGMに49分間流れ続けるスライドショーDVDです。

特に地域や人々についての解説をしていません。ただひたすらに歌と写真が流れるだけです。

なお、収録曲は、CD「カザフの歌と旋律」からのものの他、3曲を本邦初公開で収録してあります。カザフの教えを説く曲(2曲)は、歌と言うよりも語りに近いものです。

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DVD・ネルグイ - ゴビの伝説 - (2015年11月リリース)  4400円

2015年夏に、モンゴル国ドンドゴビ県ウルジート郡のネルグイ氏宅にて収録してきた最新録画版DVDです。前に出していたモノとくらべて、速弾きなどができなくなっているというネルグイ氏ですが、年相応の演奏になりながら、ネルグイ節は健在です。

彼の演奏をBGMにしたゴビ地域ばかりの写真のスライドショーも収録してあります。演奏を見るだけで無く、他にもいろいろと使えるお得なDVDです。

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 CD・ネルグイ - ゴビの伝説 - (2015年11月リリース)  2750

2015年夏に、モンゴル国ドンドゴビ県ウルジート郡のネルグイ氏宅にて収録してきた最新録画版DVDです。前に出していたモノとくらべて、速弾きなどができなくなっているというネルグイ氏ですが、年相応の演奏になりながら、ネルグイ節は健在です。

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CD・ゴビ砂漠から来た演奏家 - ネルグイとドルジパラムの伝説 - 2750

2016年秋に北方アジア遊牧民博物館オープン記念事業として「ゴビ砂漠から来た演奏家」コンサートを開催しました。そのコンサートでのネルグイ、ドルジパラム両氏のの演奏を収録してあります。

お互いがお互いを刺激しあってのコンサート!どちらもが、「俺のジョノンハルを聴け!」といわんばかりの演奏をおたのしみください。

このコンサートは2015年から2016年にかけてクラウドファンディングを行い、いただきましたご支援にて開催、CD,DVDの制作を行いました。
ここに改めて、ご支援いただきましたこと、心から感謝申し上げます。

    1. タトラギン ホルボー(馬頭琴の調べ)
    2. ヤンリンホア
    3. ネグデルへの道&若者フフーの歌
    4. ノミン
    5. 大きな荷物を積んだラクダの伝説
    6. 子ラクダの伝説
    7. ちぎれ雲&人々
    8. 昇る太陽&ドゥーリーマー
    9. 新しい年
    10. エービ川
    11. ビエルゲー
    12. 小さなシャルガ
    13. 素晴らしきかなこの世界
    14. 蹄のとどろき
    15. 黒い側対歩馬
    16. 雲のような馬
    17. ドルジパラムのジョノンハル
    18. ネルグイのジョノンハル
    19. ラクダ讃歌
    20. ジョノンジョノン
    21. ジョノンジョノン(札幌特別版)

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DVD・ゴビ砂漠から来た演奏家 - ネルグイとドルジパラムの伝説 - 4400円

CD「ゴビ砂漠から来た演奏家-ネルグイとドルジパラムの伝説-」のDVD版です。

このコンサートは2015年から2016年にかけてクラウドファンディングを行い、いただきましたご支援にて開催、CD,DVDの制作を行いました。
ここに改めて、ご支援いただきましたこと、心から感謝申し上げます。

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CD・Gakku -カザフの歌と旋律② - (2016年1月リリース) 2750

クグルシン1st CDを出したときに、すでに2nd CDをいつだそうかと考え続けてきたわけですが、このたび、ようやく2nd CD の発売となりました。

モンゴルバヤンウルギーで作られた曲が多くを占め、また、クグルシンさんの親戚が作った曲などの収められた貴重な一枚となっていると思います。

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CD・Kukili Kyz ウクル クズ - (2018年リリース) 2750

クグルシン氏の長男ブケンバイは2018年北海道にある法人事務所に滞在し、道内各地でコンサートを行いました。

彼の初アルバムです。

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 CD・クグルシン親子のメッセージ -カザフの歌と旋律③ - (2019年春リリース) 2750

2019年春にクグルシン氏の長年の夢だった、息子、娘を日本に招聘しての親子コンサートが開催されました。全国各地を廻りながら、親が子に伝えた歌、曲を素晴らしい演奏で披露してくれました。

このCDにはコンサート演奏曲を収録してあります。ソロ曲、デュエット、トリオ…。土地に伝わり、歌い継がれてきた楽曲をクグルシン親子のアンサンブルでお楽しみ下さい。

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CD・遊牧民の祈りと願い - モンゴルのトーリの世界 - (2020年春リリース) 2750

存在自体が驚きといえる英雄叙事詩の継承者としてモンゴルで認定されている9人のひとり、B.ボルドーの演奏が収録されています。

英雄叙事詩は全編を収めていません。ダイジェスト版のみの収録です。

モンゴル遊牧文化の根幹にあるといわれる口承文芸。英雄叙事詩(トーリ)は彼ら遊牧民の望む世界がそのまま映し出されています。

要請に応じて、アルタイ山脈に祈りを捧げ、祝詞を唱えながら普段は遊牧民として家畜の側に暮らしているボルドーの語りは、遊牧民にとっての音楽とは何かを今に伝えると同時に、人のあるべき姿までをも教えてくれているかのようです。

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 DVD・北アジアのシャーマンたち - 時空を超えた贈り物 -  (2021年夏リリース) 4400

理事長西村が1990年代から2000年初頭にかけて通い続けモンゴルのシャーマンたちの儀礼を8mmカセットやminiDVカセットに収録してきました。テープがかびてだめになってしまう前にデジタル化したいと保存プロジェクトをたちあげ、たくさんの方々のご支援をいただいてデジタル化したもののうちから一部を抜粋してDVDとしました。

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